棘あるバラは痛みを感じるか〜思考整理〜
植物は痛みを感じるのだろうか。ポキっと折った一輪のバラは痛いと感じるだろうか。
むしりとった時は心が痛む。
ハサミで丁寧に切った場合にはなんだか痛そうな感じがしない。
不思議だ。
主観である僕自身にしかその痛みは想像できない。
人の痛みもまたそうかもしれない。
痛そうにするから痛いのだと思う心が生まれるのであって、痛そうにしなかったら気がつかない。
人の痛みに気づいてあげられる人というのは、おそらく痛みを知っている人なのだろう。
僕は痛みを知ってる。
心の痛み。病の痛み。
人には伝えられない心の痛みだ。
だから同じ痛みを感じている人をみると痛みを感じる。
「わからない痛み」「知らない痛み」にはどうしようか。
「わからない痛み」をわかってあげようとする心は大事だ。
それは、ともに感じようとする共感であり、苦をわかろうとする同苦だと思う。
人びとが「ひとの痛み」により敏感になったとき、より痛みの少ない社会になっていくのだと思う。
ありがとうございました!