本を捨てる、手離す
本を捨てる。
数年前に読書に没頭して収集した本たち。
膨大な量で部屋を圧迫。
ものがたくさんあるからといって
幸せになれるわけではないように
本=知識がたくさんあってもそうだ。
知識は自分を助けるようだが
古くなって更新されない知識は
自分を苦しめるのだと思う。
何百冊も積んである本は
もう捨てようと決心できた。
読書において大事なことは
自分一部となるように読むことだと気づいた。
本棚はあの世に持っていけない。
本それ自体が大事なのではなく
その中の文字の奥、
著者との対話の経験が大切なのだと
気がつくことができた。
病気になって失ったものばかりと思っていたけれど、
失う=不幸 ではないのだ。
どこかで断捨離は"感謝離"と言った人がいた。
なるほど。
感謝して手離す。
いい言葉だ。
話すべきなのに
手から離れないものは
あまりいいものではない。
離したくなっても
そばにいてくれるものこそ
大事なのかもしれない。
恋人はそういう人がいい。
喧嘩して離れたくなっても
またくっつく。
磁石みたいな。
本当に大切なものは
切っても切れない縁で結ばれているんだと思う。
片付けをしたら新しい本を読んでみたくなった( ´-` ).。oO
最高の彼女に出会ったように、
最高の一冊に出会いたいな。